研究
排泄の援助からみた看護学生の認識と行動傾向の変容(II)—2年課程看護学生の縦断的研究
波多野 梗子
1
,
村田 恵子
2
1日本女子体育大学
2東海大学医療技術短期大学
pp.303-308
発行日 1976年10月15日
Published Date 1976/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681200468
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I.はじめに
わが国の看護教育は,現在,主に3年課程および2年課程の看護学校(短大)によって担われている。この両課程の比率を最近の厚生省医務局看護課の調査1)からみると,入学者数では昭和46年4月より,また,卒業者数では昭和50年3月より2年課程が3年課程を上まわる現状を示している。
この教育課程が異なる3年課程と2年課程の卒業生の特性について,最近,看護婦像2),看護援助に対する認識と行動傾向3),臨床看護の質4)を比較した研究などが行われ,部分的には相違のあることも報告されている。また,その相違をみると,わずかではあるが2年課程の学生に,より多くの教育上の問題が指摘されているといえよう。
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