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行動目標の設定—排泄の援助
都留 綾子
1
,
江川 万千代
1
,
今任 宣子
1
,
畠中 ミヨ子
1
1国立療養所福岡東病院付属看護学校
pp.223-227
発行日 1978年4月25日
Published Date 1978/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907201
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はじめに
教育活動は,その目標を明確にすることにより始まる.カリキュラムや教育評価が目標なしに行われることは,本来の教育目的が達成されないことはもとより,学生の学習効果も上がらないことになる.特に,技術教育は看護学の基礎であり中心であるだけに,正しい援助技術として学生の中に育(はぐく)まれていくものでなければならない.
その技術教育に関しては,従来学校内における演習により,試行・反復・練習を行わせ,安全可能な段階まで到達させ実習に出していた.しかし,目標がばく然としていたため,教師側は学生の個々のレベルについて明確にチェックできず,学生にとっても自分はどこまで到達しているのか,また見落としていた行為は何かという評価・確認ができにくかった.
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