——
本校における対症看護実習の考察
小野 妙子
1
,
中村 茂子
2
,
横山 洋美
2
,
小林 順子
2
,
中邨 靖子
2
,
西澤 尊子
2
1信州大学医療技術短期大学部看護科
2信州大学医学部付属看護学校
pp.108-111
発行日 1975年2月25日
Published Date 1975/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663906860
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
最近看護は患者を身体的な面だけでなく,‘人間として理解’しなければならないため,人間全体へ目を向けるようになった.しかし反面,看護の基礎となる,症状に対する看護が十分に身につかないというきらいを感じた.臨床看護の大部分は症状に対する看護である.すなわち,対症看護は,看護の基礎になると思う.
そこで,3年間の学習の中で,対症看護を科学性のある方法でしっかり身につけさせたいと思い,‘対症看護実習’を取り入れた.時期としては,講義進度を兼ね合わせ,なるべく早い時期に習得させたいと考え,1年次の終わりを当てた.この実習は,44年から始め,5年を経過した.ここで最近のレポートにより,その成果を分析してみることとした.
Copyright © 1975, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.