資料 公衆衛生看護論1
本校の保健婦教育についての考えかたとその概要
市川 礼子
1
,
橋本 一子
1
,
梶原 ユキ
1
,
目黒 光子
1
1宮城県公衆衛生看護学校
pp.422-429
発行日 1973年6月10日
Published Date 1973/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205305
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はじめに
本校では昭和33年から理論と実際を結合させて学習できるよう,実習と教科を並行させた教育を行なってきたが,昭和46年度に改正された公衆衛生看護コアの意図を実際に展開するにあたって,その13年の歴史をふまえ,従来の実習のありかたをより発展させるべく,実習の組立と展開についてひとつの試みを行なった。
これは3年の基礎看護教育を土台として,保健婦教育において学習すべき内容を定め,固定した実習地区と固定した実習指導者によって1か年にわたって行なわれる継続実習である。この方法をとって2年間を経過した現在,解決すべき多くの問題はあるが,公衆衛生看護を教授するにあたって,より看護コアの意図を果たしうる保健婦教育の一方法であるという考えに至っている。
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