看護学実習の新しい試み
Ⅰ.本校の臨床実習方法の改組について
正田 美智子
1
,
新井 治子
1
,
福田 春枝
1
,
出沢 たま
1
1群馬大学医学部付属看護学校
pp.234-241
発行日 1975年4月25日
Published Date 1975/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663906877
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
昭和42年11月に指定規則が改正され,いわゆる新カリキュラムが実施されて以来,約8年が経過した.本校では,昭和39年に文部省カリキュラム改善案が出されたころより,カリキュラムの内容の検討を開始し,今日に至っている.特に,指定規則の決定後はこれを踏まえ,以下のことすなわち,1)社会科学・自然科学・人文科学に関する知識を与え,あるいは自ら獲得する努力を喚起し調利した人間形成を目指す,2)看護に対する明確な概念と熟練した看護技術を持ち,総合看護の能力を身につけることを教育の目標として掲げ,看護学実習もこれに合致するよう,慎重に討議を加えて改組した.
ここにその討議の過程を発表するとともに,現在実施中の実習方法を報告し,現在までに得られた成果についてまとめてみたい.
Copyright © 1975, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.