教育技術解説・6 
                        
                        
                
                  
                  
                  
                  
                            
                                    
                                    
                                    
                                    
                            
                            
                
                
                
                            
                            
                  
                            
                                
                            
                        
                
                
                
                            
                        
                
                
                            
                            
                            
                  
                            
                                    
                                    よく理解する・2
                                    
                                    
                            
                            
                        
                
                
                            
                            
                                
                                    
                                        
                                            
                                                長谷川 栄
                                            
                                            1
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            
                                        
                                    
                                
                                
                                    
                                
                            
                        
                
                
                
                  1新潟大学
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                            
                            
                        
                
                            
                            
                        
                
                pp.399-403
                
                
                
                  
                  
              
              
              
                  発行日 1973年6月25日
                  Published Date 1973/6/25
                
                
                
                DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663906684
                
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1.理解が深まる
前回は,よい授業の眼目は,生徒がほんとうによく理解するところにあるとみなして,生徒がよく理解するように指導するために,どのようにすればよいか,ということについて明らかにしようとした.その結果,問題事態のなかで諸要素をはっきり区別させること,諸要素の間の関係をつかませること,そしてこうした区別と関係の把握を通して,理にかなった筋道を組み立てて,全体の統一的な構造をとらえさせること,これらのことが指導の要諦である,ということを指摘した.
こうした前回の考察は,授業における指導内容に,主として重みがおかれていた.したがって,それは理解する内容の側面からの考察であり,いわば客観的観点に基づいた考察であった.理解する生徒の側面からの,主観的観点にもとづく考察は,著しく欠けていたと思われる.

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