特集 臨地実習の成果
はじめての臨地実習で経験したケアの本質―受持患者と学生を結ぶもの
重久 加代子
1
1鹿児島医療福祉専門学校
pp.104-110
発行日 2003年2月25日
Published Date 2003/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903923
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はじめに
臨地実習では,対象である受持患者とどのように向き合えるかということが,よりよい看護を実践するための,大きなカギになる.
今回,基礎看護学実習ではじめて臨地実習に臨む6名の学生を受け持った.担当教員としては,学内で学んだことを活かして,何かしらの援助に結び付け,看護の喜びを体験してほしいと考えていた.結果,学生ははじめての臨地実習で,緊張しながらも,教員の意図を超えて看護に関わる本質ともいうべき多くの学びを得たことがわかった.
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