特集 臨地実習の成果
卒業期学生への実習病院と学校の共同演習
袖山 悦子
1
1新潟県厚生農業協同組合連合会中央看護専門学校
pp.111-117
発行日 2003年2月25日
Published Date 2003/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903924
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はじめに
医療の受け手である国民は,安心して,自分が望む医療を受ける権利を有し,医療者はそれを提供する義務を有する.医療の担い手の中でも,看護師の数は医師のほぼ4倍となっている1).看護師には,臨床の場で知識を統合し,問題解決できるアセスメント能力と,その解決に必要な看護技術が適切に提供できる能力が求められている.
これらの基礎的能力は看護基礎教育で育成されるが,学生の質の変化,資格のない学生への技術実習が困難であるなどにより,即戦力を求める現場の要望に応えきれなくなってきている.
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