実践報告
臨地実習におけるカンファレンスの教授活動への支援
重久 加代子
1
,
武田 あゆみ
1
,
中角 吉伸
1
1宮崎県立看護大学看護学部看護学科
pp.610-615
発行日 2020年7月25日
Published Date 2020/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663201528
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
はじめに
臨地実習においてカンファレンスは、学生が実習での問題を解決し、学びを深めるために必要不可欠である。そのため、教員は学生がカンファレンスの進め方を学習し、効果的なカンファレンスを行えるように教授する必要がある。しかし、筆者はこれまで臨地実習におけるカンファレンスの教授活動のあり方に不足を感じながらも、十分な支援が行えていなかった。
宮崎県立看護大学(以下、本学)では、3年次に「臨地実習Ⅱ(老人)」を履修する。筆者が科目責任者を務めるこの科目において、学内の「FD検討・報告会」への課題提出の機会を活用し、「臨地実習において効果的にカンファレンスを運営するための教授活動への支援」に取り組んだ。FDへの取り組みの過程で、筆者の指導を受けながら教授活動を行っている新人のA教員(臨床経験5年)の事例を選出し領域内で検討した結果、臨地実習におけるカンファレンスの教授活動への支援について示唆を得たので紹介したい。
Copyright © 2020, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.