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内科における受持患者の選び方
伊佐 マル
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1国立東京第一病院内科
pp.37-39
発行日 1965年8月1日
Published Date 1965/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663908822
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はじめに
看護学生の病室実習は,学校を卒業したときにただちに看護婦として患者の看護が十分にできるように,看護技術のすべてを修得させるために行なわれるものであります。教室での理論的講義が裏付けられてはじめて,実習の効果があったといえます。したがって実習の場所であり,勤務する看護婦は指導者であり,その病体の患者がよい看護を受けている時にのみよい実習ができ,看護の技術を習得できるのであります。この意味では,学生に患者を受け持たせるときに,受け入れ側に十分綿密な計画が立てられていなければなりません。それで私たちが学生の実習を病棟で行なうにさいして,実際に行なっていることを例として,私の考えを述べさせていただき,お気づきの点をお教えいただきたいと思います。
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