特集 臨床能力を高める教育の試み
看護技術における模擬患者(SP)を導入した客観的臨床能力試験(OSCE)の実践報告
清水 裕子
1
,
野中 靜
2,3
,
大学 和子
1
1聖母女子短期大学
2自治医科大学看護学部
3首都圏看護系大学SP・OSCE研究会
pp.845-846
発行日 2002年11月25日
Published Date 2002/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903294
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医学教育で行われている客観的臨床能力試験(Objective Stuructured Clinical Examination;OSCE)は1),看護教育における臨床能力試験としてもその有効性が報告されている2-4).
聖母女子短期大学では,平成13年度,1年生を対象とした看護技術の実技試験に,SP(Simulated Patient:模擬患者)を用いたOSCEを実施した.通常OSCEは複数のステーションで構成されるが,初回の試みとして2課題のステーションを設定し,その効果と今後の課題について検討した5).
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