連載 看護実践力を育てる技術教育の試み・8
臨床実習指導体制の考え方とその実際
小林 ミチ子
1
1新潟県立看護短期大学
pp.706-711
発行日 1998年8月25日
Published Date 1998/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901908
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
看護は実践的な学問であり,臨床実習は重要な位置を占めている.看護基礎教育課程において,臨床実習の占める割合は時間的には削減されてきたが,その重要性に関する認識には変わりない.そして,とりわけ実習病院の教育環境や実習指導体制は,臨床実習の意義や内容を左右するものとして非常に重要である.
新潟県立看護短期大学は平成6年4月に開学した.開学2年目から始まる臨床実習に備えて,「基礎的な看護実践力を育てる」という目標のもとで,「看護学実習プロジェクトチーム」を組織し,臨床実習教育の基本的な考え方,実習方法,実習指導体制,臨床実習施設との連携のあり方,看護過程の考え方,実習記録,臨床実習要項など,臨床実習に関する基本的事項について検討してきた.
Copyright © 1998, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.