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連載 隣人を知ろう―真のチーム医療実現のために・5
作業療法士
Occupational Therapist
鷹野 和美
1
,
渡辺 明日香
2
,
真木 誠
2
,
福井 幸子
3
1北海道大学医学部総合診療部
2北海道大学医療技術短期大学部
3大分医科大学医学部看護学科
pp.702-705
発行日 1998年8月25日
Published Date 1998/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901907
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資格と制度
作業療法士(OT)は,1965年6月に公布された「理学療法士及び作業療法士法」(法律第137号)によって制定された資格です.この法の中で,作業療法とは「身体又は精神に障害のある者に対し,主としてその応用的動作能力又は社会的適応能力の回復を図るため,手芸,工作その他の作業を行わせること」であり,作業療法士とは「厚生大臣の免許を受けて,作業療法士の名称を用いて,医師の指示の下に,作業療法を行うことを業とする者」と定義されています.
資格取得には,高等学校を卒業後,3年制の専門学校か短期大学または4年制の大学において作業療法を修得し,卒業の後に国家試験に合格することが必要となります.現在その養成校は全国に81校,総定員は2,540人(1997年9月)で,資格取得者数は9,809人(1998年3月)ですが,高齢社会の到来や在宅リハビリテーションの必要性など,社会の要請もあって学校,定員ともに急激に増加しています.
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