調査・研究
主体性を引き出すグループ学習指導―自由な発想を尊重した学習方法を取り入れて
市川 茂子
1,2
,
嶋松 陽子
2
,
和田 奈津子
2
1日本医科大学千葉看護専門学校(現在)
2日本医科大学看護専門学校
pp.141-145
発行日 1994年2月25日
Published Date 1994/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900788
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看護が専門職として独自の機能を発揮するためには,与えられたことを忠実にこなすのではなく自ら進んで判断し,主体性を持って行動する能力が重要とされている.また,保健医療に対する社会のニーズに応えられる能力も望まれている.そこで,当校では看護観育成を目的とした『看護論』というグループ学習を行なっていたが,今回のカリキュラム改正を契機にゆとりの時間に組み入れ,学生の自由な発想を尊重し進める方針に変更した.この中で看護への興味・関心を高め,さらに自主的に学習する態度の啓発を試みてきた.この教育実践について,学生の学習に対する反応から考察を加えたので報告する.
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