特集 非常勤講師とのよい関係づくり
私流非常勤講師とのつき合い方
杉本 龍子
1
1国立横須賀病院付属看護学校
pp.113-115
発行日 1994年2月25日
Published Date 1994/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900782
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
現代のわが国における看護教育では,非常勤講師の存在は大変大きなものである.1989(平成元)年にカリキュラムが改正され,そのあるべき方針として,看護教育は看護教師によって行なわれることが望ましいとされた.しかしこれは,前回1968(昭和43)年のカリキュラム改正でも同様に出されていた方針である.それにも関わらず,いまだに教育の大半を非常勤講師に委ねなければならない現状である.
さらに加えて,私が籍を置いている国立病院付属看護学校においては,厚生省立という制約があり問題は山積みしている.そこで,国立病院付属看護学校の抱える問題を挙げつつ,制約の多い中で“よりよい看護を実践できる看護婦”を育てるために,私が努力している非常勤講師との付き合い方のいくつかを述べてみたい.
Copyright © 1994, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.