特集 継続教育の視点からみた基礎看護技術
小児病棟婦長が期待する小児看護技術到達度をめぐって
上野 美代子
1
,
西元 勝子
1
1自治医科大学看護短期大学
pp.669-676
発行日 1993年9月25日
Published Date 1993/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900658
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はじめに
看護の基礎教育において,看護技術修得の到達目標をどの程度とするかは,臨床サイドと教育サイドの共通の課題である.基礎教育を終了した卒業生を送り出す側と受け入れる側とがスムーズにバトンタッチして,現任教育していかなければならない.
1975年,吉田・吉武は「看護教員が考える看護技術の到達目標と,看護管理者が新卒看護婦に期待する看護技術の程度」を調査し,「学校における教育の目ざすものと,病院において期待するものが必ずしも一致していない」と述べている1).
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