特集 今,婦長に求められるもの
期待される婦長像—看護婦の求める職場と婦長
小野 道子
1
,
吉野 久江
1
,
小暮 総子
1
,
小林 秀代
1
1群馬大学医学付属病院看護部
pp.114-121
発行日 1992年2月1日
Published Date 1992/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661900559
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群馬大学病院では,1987年から医療の効率化と患者サービスの向上を図る目的で,コンピュータを導入した機構改革を行なった.私たちは看護業務へのコンピュータ導入が,「看護」の質にも影響するのではという危惧を抱いた.例えば,看護婦のコンピュータ適応不全や落ちこぼれによる離職,逆にコンピュータに馴化しすぎて,感性や感情が失われるのではないか,などである.
こうした中で,質の低下を招くことなく望ましい看護活動を行なうためには,看護婦のモラール(morale:士気,やる気などの意味)の向上がまず大切であるという希求があり,当院看護婦を対象に『看護婦のモラール調査』を1989年に実施した.
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