特集 情報化時代のPOS—第13回POS研究会報告
一般演題
看護記録の改善を試みて―問題点と看護計画を中心に
山本 由加里
1
,
長木 雅子
1
,
藤井 尚喜
1
,
石川 尚美
1
,
川田 やす子
1
1富山医科薬科大学附属病院看護部
pp.795-799
発行日 1991年11月30日
Published Date 1991/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900298
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はじめに
当院では看護記録にPOSを導入し,すでに10年が経過している.そして記録用紙は看護I・II(患者プロフィール)・III(問題リストと看護計画)・IV(経過記録)・V(サマリー)の5種類を取り入れている.当病棟は外科病棟であり患者の状態変化が激しいため,より短時間で患者の状態を把握し,適切で継続的なケアを提供できるような記録が必要である.しかし現在,なお記録が不十分であり,患者へのケアに有効な情報源として活用されていない状況である.
そこで今回,患者の問題を明確にし,記録全体のインデックス的役割を持つ看護記録IIIに着眼し,記録の改善を試みたのでここに報告する.
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