特集 医療の多様化とPOS―第15回日本POS医療学会報告
一般演題
医師と看護婦の記録用紙の統一を試みて―糖尿病の教育を通して
品田 真由美
1
,
板屋 聡子
1
,
宮崎 陽子
1
,
正木 光代
1
1山口大学付属病院
pp.1038-1041
発行日 1993年11月30日
Published Date 1993/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900739
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はじめに
患者に,個別性のある看護を提供しようとするならば,患者個々の持つ問題点を明確にしなければならない.当科に入院しているのは,血液疾患と糖尿病の患者がほとんどである.日々変化の著しい血液疾患患者への対応に追われがちで,生命への危機感があまりない糖尿病患者への看護は,画一的で緩慢になっていた.
日野原1)は患者の持つ問題点が,協力して論理的に解決されるには,POS方式に従って,医師と看護婦の記録をなるべく同一にする方向が望ましいと述べている.
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