特集 今こそ新人看護師支援を 移行期に教育機関ができること
―東京慈恵会医科大学の新人看護師移行期支援―看護管理者・看護教員のアンケート結果からみえた課題と展望
中尾 みさ子
1
,
髙橋 衣
2
1慈恵柏看護専門学校
2東京慈恵会医科大学医学部看護学科
pp.680-685
発行日 2022年12月25日
Published Date 2022/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663202005
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取り組みの工夫
慈恵大学8施設協働の移行期支援は、2021年3月にキックオフミーティングが行われ、8施設の代表メンバーから成るプロジェクトチームが発足されて本格的に始動した。その後は2021年度、2022年度とも、1〜2か月に1度のプロジェクトメンバーの会議(オンライン)を実施して方法を具体化した。
実際の支援期間は4〜6月の3か月間とし、看護学科と3つの看護専門学校の看護教員が現場に出向き、4つの附属病院の新人配属のある外来・手術室・ICU・病棟など(以下、部署とする)をラウンドし、主にメンタルサポートと実践に関するリフレクションを行った。2022年度のラウンドは3か月間に各部署5回を目安とし、計75部署(本院33・葛飾11・第三16・柏15)で実施した。
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