特集1 新人教員の「困った」を考える
新人教員支援の展望―教育学的観点から
木原 俊行
1
1大阪教育大学
pp.570-575
発行日 2022年10月25日
Published Date 2022/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663201985
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筆者は、教育方法学の学徒である。とりわけ、授業研究やカリキュラム開発を通じた、(主として公立の)幼稚園・小中高等学校(以下、学校等)の教員の成長を、その研究テーマに設定し、研究活動を繰り広げてきた。30年以上にわたって、幼稚園、小中高等学校を訪問し、そこで、何千何万という教員に出会ってきた。時には、授業研究のフィールドを、看護専門学校や大学等の高等教育機関にも広げてきた。
また、筆者は現在、大阪教育大学大学院連合教職実践研究科という、学校等の教員にその対象を特化した専門職修士課程に勤務している。けれども、以前は、教育学研究科のスタッフの1人として、看護専門学校や看護学部・大学の教員を大学院生として指導していた。
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