今月の臨床 体外受精マニュアル—新しく始める人へのアドバイス
体外受精—私のコツ
8.東京慈恵会医科大学
小田原 靖
1
,
松本 和紀
1
,
楠原 浩二
1
1東京慈恵会医科大学産婦人科
pp.1184-1186
発行日 1995年8月10日
Published Date 1995/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409902252
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●はじめに
体外受精・胚移植法(IVF-ET)が臨床応用されはや10余年を経て,本法は不妊治療に必要不可欠な手段となった.一方でIVFの妊娠率にはいまだ大きな向上を認めない.卵巣刺激法,培養環境,授精手技など,IVFの臨床成績を向上させるための課題は多い.しかし本編では今後IVFを始める方々がminimum effortにより現在の平均的なIVFの技術水準を達成するためのいくつかのポイントについて述べたい.これからIVFを始める施設のほとんどは少人数のスタッフでのスタートと思われるが,われわれの施設もMD.3名,PhD.1名という小規模施設であるので参考になれば幸いである.
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