特集 思考にきく発問
「発問」づくりの大前提─真に思考を促すための,学習者観の問い直し
藤江 康彦
1
1東京大学大学院教育学研究科
pp.254-260
発行日 2017年4月25日
Published Date 2017/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663200718
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発問は,教師の教授行為の1つである。その役割は,学習者の認知や情動を活性化することにある。筆者の専攻する教育方法学は主として初等中等教育段階での学校教育を研究対象としているが,「発問」は主として授業研究や教師研究において進められてきた。本稿では,それらの知見を援用しつつ,看護教育においても共有されうる発問づくりの大前提となる学習者観や学習観について考えてみたい。
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