連載 授業研究で変わる! 授業研究で変える!・7
看護教員の専門的な学習共同体を構築する授業研究
吉崎 静夫
1
,
蔵谷 範子
2
1日本女子大学人間社会学部
2国際医療福祉大学小田原保健医療学部看護学科
pp.658-664
発行日 2015年7月25日
Published Date 2015/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663200270
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教師(教員)は,自らの専門性を高めるために一人で研鑚に励みますが,同時に同僚と一緒に学び合うことによって自らの専門性を高めることができます。それが,近年注目されている「専門的な学習共同体(Professional Learning Community,以下,PLC)」です。わが国では,「同僚性」という言い方で呼ばれています。そして,「専門的な学習共同体」を構築するための有効な方法の1つが授業研究なのです。
今回は,2015年1月20日(火)の第4時限に,2年生44名を対象に実施された神奈川県立平塚看護専門学校の福石牧子先生の授業を事例として取り上げます。この授業は,「終末期にある患者の看護」のなかの13回目で,本単元は成人看護学IVに位置づいています。本時において,5名の同僚教員が看護師役,家族・妻役,家族・娘役,医師役,患者役としてロールプレイに参加しました。
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