連載 授業研究で変わる! 授業研究で変える!・5
看護学生の学習意欲を高める授業づくり
吉崎 静夫
1
,
蔵谷 範子
2
1日本女子大学人間社会学部
2国際医療福祉大学小田原保健医療学部看護学科
pp.454-460
発行日 2015年5月25日
Published Date 2015/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663200225
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わが国の学校教育の最大の課題の1つが,子どもたちの学習意欲の低さにどのように対応するのかということです。最近の国際学力調査の結果によれば,わが国の子どもたちの学習意欲は世界の最低レベルにあります。看護学生の場合はどうなのでしょうか。そして,看護学生の学習意欲を高めるためには,どのような授業づくり(授業研究)を行ったらよいのでしょうか。
今回の事例としては,2014(平成26)年12月1日(月)の第1・2時限に2年生39名を対象として行われた川崎市立看護短期大学の高野真由美先生と紫藤恵先生の授業を取り上げます。この授業は,「老年看護過程(15回)」の12,13回に該当する演習です。そして,「老年看護過程」は,「老年看護方法II」のなかの単元です。
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