連載 授業研究で変わる! 授業研究で変える!・9
看護専門学校の教育実践研究を活性化させるための授業研究
吉崎 静夫
1
,
蔵谷 範子
2
1日本女子大学人間社会学部
2国際医療福祉大学小田原保健医療学部看護学科
pp.910-917
発行日 2015年9月25日
Published Date 2015/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663200328
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看護教育機関には,それぞれの特性に応じて特有の教育実践課題があります。たとえば,准看護師資格をもった学生が入学してくる進学課程では,「基本的な看護技術(日常生活の援助)を科学的根拠をもって適切に実践できる力を育成すること」といった教育課題をもっています。また,それぞれの学生が学んだ准看護師学校のカリキュラムとの接続といった教育課題ももっています。
今回は,2015年6月16日(火)の第1時限に,1年生32名を対象に,神奈川県のA看護専門学校(2年課程)のB先生が実践された授業を事例として取り上げます。この授業は,臨床看護技術I(45時間扱い)のなかの1時間目で,本時のテーマは,「臨床看護技術Iの進め方」です。そこでは,「根拠に基づいた生活支援技術を体験を通して実践的に習得する」という科目のねらいを理解することがポイントとなります。
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