連載 卒業前の看護実践能力育成への取り組み 愛知県立大学看護学部「看護の統合と実践」検討プロジェクト・6
─分野別演習の指導計画と実施状況─小児看護学:片側下肢ギプス装着中の幼児の事例を用いた演習
山口 桂子
1
,
服部 淳子
1
,
西原 みゆき
1
,
汲田 明美
1
1愛知県立大学看護学部小児看護学
pp.166-172
発行日 2015年2月25日
Published Date 2015/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663200107
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はじめに
本学の「看護の統合と実践」科目の2つ目の目標「看護の総合的能力を高め,専門分野への動機づけを図ることができる」について,より意欲的に取り組むことができるように学生自身が8つの看護学専門分野から1分野を選択し,それぞれの演習に取り組んだ。
小児看護学では,小児期全体のなかでより特徴的な年代である幼児期前期の事例をもとに,小児看護ならではの発達段階を考慮したアセスメントや技術演習を盛り込んだ授業内容とした。モデル人形を使っての演習ではあるが,母親役も含めたロールプレイやシミュレーション,その前後のグループワークにより,臨場感をもった演習を展開することができた。
以下にその授業内容を紹介する。
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