連載 卒業前の看護実践能力育成への取り組み 愛知県立大学看護学部「看護の統合と実践」検討プロジェクト・7
─分野別演習の指導計画と実施状況─成人看護学(慢性期):がん化学療法を受ける患者の事例を用いた演習
広瀬 会里
1
,
尾沼 奈緒美
1
,
平野 明美
1
,
堀田 暢子
1
,
片岡 純
1
1愛知県立大学看護学部 成人慢性期看護学
pp.260-267
発行日 2015年3月25日
Published Date 2015/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663200130
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はじめに
本学の「看護の統合と実践」科目の目標の一つは,「看護の総合的能力を高め専門分野への動機づけを図ることができる」である。この目標を到達させるための指導方法として,学生には8つの看護学専門分野から1分野を選択させ演習を展開することとした。
成人看護学(慢性期)では臨床で扱う機会の多いがん化学療法を取り上げ,化学療法薬の取り扱いや与薬,有害事象のアセスメントの技術演習,外来での通院治療に移行する際の支援のロールプレイにより,がん看護の専門分野への動機づけを図る演習を展開した。
以下に成人看護学(慢性期)の授業内容を紹介する。
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