連載 卒業前の看護実践能力育成への取り組み 愛知県立大学看護学部「看護の統合と実践」検討プロジェクト・8
─分野別演習の指導計画と実施状況─成人看護学(急性期):脳梗塞急性期の事例を用いた演習
深田 順子
1
,
鎌倉 やよい
1
,
西岡 裕子
1
1愛知県立大学看護学部
pp.376-381
発行日 2015年4月25日
Published Date 2015/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663200207
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はじめに
成人看護学急性期の学修目標は,「生命の危機的状況におかれたクリティカルケアを必要とする患者や手術療法という侵襲を受ける患者に対する看護を実践できる」であり,看護教育の内容と方法に関する検討会報告書1)に示された看護師の実践能力のIII群の構成要素「急激な健康状態の変化にある対象への看護」に位置づけられる。本学では3・4年次の臨地実習において周術期患者に対する看護を実践しているため,臨地実習終了後の「看護の統合と実践」では,臨地実習で体験できなかった事例を選抜している。本稿ではクリティカルケアを必要とする脳梗塞急性期患者に対し,看護をするうえで必要な知識と技術を統合できるよう計画・実施した演習について述べる。
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