調査報告
北海道における看護師養成所看護教員の勤務実態と蓄積的疲労調査―〈後編〉教員自身が自律的な資質の向上に取り組むための課題
戸田 悦子
1
,
長谷川 美由紀
2
,
濱本 瑞穂
3
1砂川市立病院附属看護専門学校
2深川市立高等看護学院
3滝川市立高等看護学院
pp.760-765
発行日 2014年8月25日
Published Date 2014/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663102793
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はじめに
北海道看護教育施設協議会では,看護基礎教育を担う看護教員の確保および資質の向上に向けて,看護教員の実態の調査を継続的に行ってきた。本研究は,同協議会からの依頼を受け,看護教員の配置の適正化に向けての基礎資料とするために行ったものである。
看護教員の自律的な資質の向上が期待されるなか,前編での調査で判明した勤務実態からは個人的な努力では期待される能力を獲得することは容易でないことが明らかになった。後編では,勤務実態と合わせて調査した,蓄積的疲労度徴候インデックス(以下CFSI)の結果から,看護教員自身が自律的な資質の向上に取り組むための課題を考察する。
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