特集 —課題をとらえ、新たな教育を自らつくるために—カリキュラム評価・開発のヒント
カリキュラム評価の課題と取り組むためのヒント—「看護師等養成所における教員のカリキュラム開発力に関する研究」を基に
吉田 文子
1
1佐久大学大学院看護学研究科 看護教育学領域
pp.654-659
発行日 2025年12月25日
Published Date 2025/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.004718950660060654
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教員であれば耳に残る言葉の1つに「カリキュラム評価」がある。これは、実際の教育がどのように行われているのか、できるだけの実態を明らかにしたい、との多くの思いに少しでも応えたいとする使命が込められた、質的な切り口としての教育用語でもある。2018年、全国一斉カリキュラム改正に先立って、カリキュラム評価について看護専門学校への調査も実施され、さらには厚労省のカリキュラム検討会も継続的に開かれた。
ここでは、調査結果から、また、検討会ワーキングメンバーとしての議論から得られた多くの示唆、さらにはカリキュラム開発に携わってきた経験も踏まえ、カリキュラム評価におけるいくつかのポイントを整理してみたい。

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