特集 カリキュラム改正手続きをスムーズに行う―看護教育の質向上をめざして
第1部 カリキュラム改正をどう受け止めるか
看護師養成所の源泉たる専任教員の「資質向上」
網野 寛子
1,2
,
池西 静江
3
,
渡邉 洋子
4
1東京都ナースプラザ
2前東京都立板橋看護専門学校
3京都中央看護保健専門学校
4ベル総合福祉専門学校
pp.27-30
発行日 2008年1月25日
Published Date 2008/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663100841
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教員に求められるもの
●看護実践能力・教育能力
看護師を育てる専任教員は,看護師という公共財を育てるという強い情熱(パトス),看護という専門職業の教師としての力量(ロゴス),総合的な人間的魅力(エトス)の3つが期待されている。
1999(平成11)年6月に准看護師の移行教育に関連して国が示した看護職員資質向上推進事業実施要綱の専任教員再教育事業の実施の研修会の内容をみると,看護教育内容の向上として,在宅看護,クリティカルパス,インフォームド・コンセント,院内感染防止,チームケア,セルフケア能力の向上などの項目がある。看護教育方法の向上として,准看護師の移行教育の実践,少子・高学歴志向による魅力ある看護教育,自己学習能力の向上,パソコンや視聴覚教材を使用した教育教材の工夫など,看護実践能力と教育能力の向上を掲げていた。
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