連載 看護学校の経営・管理論・5
専任教員の資質向上に向けた取り組み
遠藤 由美子
1
1東京都立荏原看護専門学校
pp.776-783
発行日 2008年8月25日
Published Date 2008/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663101005
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
- サイト内被引用
学校力の源泉は専任教員の基礎的能力
学校は学校教育目標達成に向けて機能する組織体であり,職員一人ひとりによって支えられている。その専任教員(以下,教員)の資質向上は看護教育の中核となる。学校力の源泉は教員の基礎的能力であり,教員の質が学校を変えるパワーとなる。
看護職の職務は,人間の生命や健康に直接かかわる重要な看護活動であり,かつ,変化の激しい現代社会のニーズに的確に応えていくことが期待されている。専門的知識・技術,さらに豊かな人間性を身につけることを目的とした質の高い教育を学生に提供することこそが,社会のニーズに合った看護を提供できる看護職の養成につながる。看護教育は,このように看護の実践を通じて健康管理面で社会に貢献できる人材を育成することであり,教員はその担い手である。
Copyright © 2008, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.