連載 Mail from USA 『JNE』を読み,世界の看護教育の流れを知る・48
エビデンスと実践のつながりを実感する教育
喜吉 紘子
1
1ミシガン大学看護学部
pp.346-347
発行日 2013年4月25日
Published Date 2013/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663102376
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臨床指導者としての「エビデンスに基づいた実践のグループ課題」への関わり
エビデンスに基づいた実践について,どのような教育・学習法が学生の学びにつながるでしょうか?ミシガン大学では大学2~3年生を対象にエビデンスに基づいた実践のグループ課題があり,私は臨床指導者として関わっています。今週もどのようなトピックにするか,学生とディスカッションをしたばかりです。
このグループ課題にはいくつかの段階があります。まず,トピックの選択です。学生は病棟の師長,専門看護師,病棟スタッフ,また臨床指導者との会話から適切なトピックを選択します。病棟にとって意義のあるトピック,つまり問題として認識されている,もしくは医療の質向上が必要であることに重点が置かれています。
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