特集 カリキュラム改正に対応した教育方法・1
専門分野I:基礎看護技術の教授方法の工夫
吉田 文子
1
1山梨県立大学看護学部看護教育学領域
pp.216-221
発行日 2009年3月25日
Published Date 2009/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663101153
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看護技術教育のあり方
看護学生時代に,米国での心臓外科手術後の離床の早さとその看護を,米国から帰国した先生に教わり,そののち,看護師時代には,看護診断を導入して患者が変化していく姿に看護診断の有効性を感じたものでした。
教員になってからは,米国の文献を用いて教材研究する傍ら,看護診断に対しては,「米国と日本では文化が違うから米国のものを(看護診断など)日本で使用するのはどうか……」という意見を耳にすることになりました。すでに看護診断を臨床で活用してきた私にとって,こうした意見の相違に本当のところはどうなのか自分で確認したくなり,多様な人種が看護を受けているニューヨーク(ニューヨーク大学;NYU)に留学することにしました。
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