実践報告
「人体の構造と機能」関連科目を4年次に開講する意義と学生の学び
田中 美智子
1
,
矢野 智子
1
,
井野 瑞樹
2
,
安部 浩太郎
2
1宮崎県立看護大学
2元宮崎県立看護大学
pp.231-236
発行日 2008年3月25日
Published Date 2008/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663100881
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はじめに
看護基礎教育において専門基礎分野の教育内容が,専門分野の教育と乖離しがちだと考えられている現状がある。そのため,どうしたら看護に結びつく教育となるのか試行錯誤されている1─3)。
多くの看護学校・大学では,「人体の構造と機能」についての講義と演習を1年次,もしくは1,2年次に必修としている。宮崎県立看護大学では,「人体の構造と機能」の講義および実験実習(科目名「人間常態学I」「人間常態学実習」)は1,2年次に必修として開講されており,4年次に選択ではあるが,「人体の構造と機能」および「代謝・栄養」に関する演習(科目名「人間常態学IV」)が,「人間常態学」の担当教員によりセミナー形式で開講している。
今回,4年次に開講の「人間常態学IV」を選択履修した学生のアンケート調査結果を報告するとともに,4年次に「人体の構造と機能」に関する演習を開講する意義について検討した。
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