特集 模擬患者(SP)参加の看護教育
看護教員がSPとなってわかったこと―私の模擬患者体験
豊田 省子
1
1前自治医科大学看護学部
pp.828-833
発行日 2004年11月1日
Published Date 2004/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663100488
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看護教育にSPの参加を求める場合,経費や準備でかなりの負担がある。看護教育SP・OSCE研究会ではSP参加型学習の目的と,SPに期待する要素,学生の到達水準を明らかにするために看護教員がSPとなることで,SPが学生に対応する際の反応特性を体験的に捉え,生理的,情緒的および内的世界を分析的に明らかにすることをめざした。2003年2月末,A看護短大の1年生を対象に,基礎看護学のSP参加による実技試験が実施された(実技試験の実際については文献1)に詳しい)。私はこの実技試験で,2回にわたって延べ13名の看護学生を対象に,標準模擬患者体験の機会を得た。
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