実践報告
看護教員が模擬患者を演じる模擬臨地実習―臨場感のある実習をめざした取り組み
新井 直子
1
,
加藤 志保子
1
,
斉藤 倫代
1
1帝京大学医療技術学部看護学科
pp.748-753
発行日 2021年8月25日
Published Date 2021/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663201787
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はじめに
帝京大学医療技術学部看護学科では、第2学年時の「基礎看護学実習Ⅱ」で初めて患者を受け持ち、コミュニケーションを駆使しながら患者のかかえる健康問題を明確にし、療養生活上必要な援助を提供する。2020年度は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受け、病棟での実施が困難になったため、学内実習においても学生の学びができる限り得られるよう実施方法を検討し、看護の実務経験および教育経験を有する模擬患者とのかかわりによる実習(模擬臨地実習)を行った。本稿では、特に臨場感のある実習をめざした取り組み内容について報告する。
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