NURSING EYE
看護学校の専任教員としての体験を振り返って
中井 加代子
1
1愛知県衛生部医務課
pp.207-209
発行日 1984年4月25日
Published Date 1984/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907950
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看護婦養成所(以下‘看護学校’という)の3年課程における専任教員として過ごしてきた約10年間の日々を振り返ってみて,緊張感を伴って鮮明に思い出されるのが,毎年4月になると繰り返される,新入生を迎える日の風景である.
高等学校を卒業したばかりの学生たちは,希望と不安の入り混じった表情で私たち教員を見つめている.そして私の気持ちも,3年後にこの学生たちがどのように成長して巣立ってゆくのかを考え,責任を感じながら,新入生と同じように不安と期待でいっぱいであった.
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