特集 これからの実習とは
実習現場の現状と今後の課題
津村 寿子
1
1藍野学院短期大学
pp.258-263
発行日 1996年4月10日
Published Date 1996/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662901340
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はじめに
保健婦(士)教育は,乳児から老人に至るまで地域で生活しているすべての人々の生活を,健康の側面から向上させ豊かにすることをめざす公衆衛生活動に看護の技術を適用することによって,その活動の一端を担う看護専門職を養成する専門教育課程である1)と言われている。このことは,保健婦(士)は,常に人々の生活の場を拠点にして,人々が自らの健康問題に気づき,解決していくための支援を行い,住民の健康水準を向上させる役割を持っていることを意味する。
入学当初の学生たちは,公衆衛生看護活動のイメージはつかみにくいようであるが,実習を経験すると,学生たちの認識は変わり,学生たちの学習態度に変化が見られる。
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