連載 こう書けばわかる!保健婦記録・8
【グループ支援活動の記録:Part 2】—「グループの成長」への支援をどう記録するか
齋藤 夕子
1
,
福田 千里
2
,
栁澤 尚代
3
,
長江 弘子
4
1杉並区高齢者在宅サービス課
2杉並区高井戸保健センター
3新潟青陵大学福祉心理学部看護学科
4聖路加看護大学看護学部看護学科
pp.798-804
発行日 2002年9月10日
Published Date 2002/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662902678
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グループへの支援は,保健師活動論では「地区組織活動」と位置づけられ,従来から健康教育などを通して実践されています。しかし,グループへの支援活動を記録し,評価するという点では課題が少なくありません。
前回は,活動対象であるさまざまなグループを「保健師のねらい」別に分類して支援内容の評価項目を検討し,「保健師のねらい」によって記録内容も異なることを示しました。今回は,「保健師など支援者が意図的に形成したグループを住民主体の活動へ転換させ,社会資源の1つになるよう成長させていくプロセス」の支援記録について考えてみたいと思います。サンプルとしては,通所機能訓練B型のグループ活動を取り上げます。
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