連載 こう書けばわかる!保健婦記録・9
【グループ支援活動の記録:Part 3】—デイケア記録のポイントは目的にそったPlan/Do/See
栁澤 尚代
1
,
長江 弘子
2
,
齋藤 夕子
3
,
福田 千里
4
,
櫻井 秋葉
5
,
加藤 典子
6
1新潟青陵大学看護福祉心理学部看護学科
2聖路加看護大学看護学部看護学科
3杉並区高齢者在宅サービス課
4杉並区高炉保健福祉センター
5板橋区志村健康福祉センター
6聖路加看護大学大学院博士課程前期
pp.882-891
発行日 2002年10月10日
Published Date 2002/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662902691
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保健所デイケアが事業として誕生したのは,まだ25年ぐらい前のことです。主に統合失調症(精神分裂病)の精神障害者を対象に,1960年代中頃から本格的な活動が始まりました(表)。保健所でデイケアが開始されたことで,精神障害者への支援は「病気の管理」中心から「障害の発生予防から治療,社会復帰」までの総合的な施策の推進へと,大きく変わりました1)。デイケアの成り立ちは地域によってさまざまですが,当事者はもちろん家族や支援に加わっていた保健師やケースワーカーなどの「地域で精神障害者が生活できる場が欲しい」という共通の思いが推進力になりました。
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