連載 こう書けばわかる!保健婦記録・7
【グループ支援活動の記録:Part 1】—グループを「記録の視点」で分類する
長江 弘子
1
,
大森 純子
2
,
栁澤 尚代
3
,
齋藤 夕子
4
,
福田 千里
5
1聖路加看護大学看護学部看護学科
2聖路加大学大学院博士課程後期
3新潟青陵大学看護福祉心理学部看護学科
4杉並区高齢者在宅サービス課
5杉並区高炉保健センター
pp.700-706
発行日 2002年8月10日
Published Date 2002/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662902663
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「グループ支援」は保健師の専門性を描き出す
保健師の地区活動の1つに,健康に関心を寄せる人々を“グループ”として育て,そのグループ活動を支援する「グループ支援活動」があります。みなさんも日々さまざまな事業を行うなかで,住民の主体的な健康への取り組みを支援するために,グループ化を考えることも多いのではないでしょうか。
グループ支援の歴史を振り返ると,東京都の場合では1970年頃に,「障害児の親の会」「精神障害者の親の会」といった母子保健や精神保健の事業からグループ化・グループ支援活動が生まれています。さらに,子育て中の母親の育児不安が問題として取り上げられるようになった1980年代からは,子育てグループが各地の保健師によってつくられていきます。
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