特集 保健活動のパラダイム・シフト
[これからの保健活動]
ボランティアグループの活動
竹本 憲生
1
1ボランティアサークルうんどうぐつ
pp.976-980
発行日 1996年11月25日
Published Date 1996/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662901459
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個々の想いを大切に
「うんどうぐつ」誕生
1984年5月,東久留米子ども祭り(子どものことに関わりを持っていたり関心を持つ団体や個人が毎年実行委員会をつくり,子どものためのお祭りを催している。今年22回目を迎えた)が終わってすぐの頃,ボランティアをしたいという3人の女子中学生を紹介され,早速その日「障害者(児)と市民の運動会」の前日準備の会場で,看板作りなどを手伝ってもらった。その翌日,同じ中学校の友達(13人)を連れてきて運動会のお手伝いをしたのが「うんどうぐつ」の始まりだった。
その6月には当時,東久留米市の社会教育課の事業であった「障害者青年教室」にボランティアとして参加し,粘土細工・木工教室などにも参加した。そこで人数も増えたことだし(13人),グループを作ろうということになり,スタッフの竹本と梅垣が社会人として参加。「ボランティアをするグループではなく,参加している子どもたちが自主的に自分で時間を作り,ボランティアをしようとする心を養う」という意味で,ボランティアサークル「うんどうぐつ」と命名した。
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