日本を代表するスローフード「豆腐」

　最近，スーパーの食品売場をのぞくと，豆腐の種類が多くなってきたことに気づく。その背景にはいろいろある。遺伝子組み換え問題で，原料の大豆は国産の大豆を使うことが増えてきたこと。お米があまって減反となり大豆を作ることが奨励されていること。その利用で，豆腐を作ることが地域興しにも使われていること。そしてなによりも豆腐自体が，もともと安価で栄養価も高く，健康食であること。アメリカでも人気を博し，日本での再評価につながっていること。

　いま，豆腐は味のあるおいしい豆腐へと，かわりつつある。