研究報告
豆腐による流行性肝炎の多発例
與謝野 光
1
,
高橋 末雄
1
,
山下 章
1
,
今井 清
1
,
菅沼 達治
1
,
永井 正雄
2
,
仲井 和雄
2
1東東都衛生局
2東京都淀橋保健所
pp.43-48
発行日 1956年5月15日
Published Date 1956/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401201684
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緒
昭和29年9月22日東京都新宿区の大久保小学校養護教諭より5〜6名の黄疸による欠席児童があるとの連絡を受けたので,直ちに現地調査に趨いたところ附近にも黄疸患者が発生している事実をつかみ調査に当つた結果,5ケ町に略々限局して235名の患者発生のあることを知り,原因として同地区内の一豆腐店の豆腐が推定された。なお本調査のうち,疫学は都衛生局予防部,淀橋保健所,臨床は都立豊島病院,国立東京第一病院,病原は国立予防衛生研究所が担当した。
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