研究
家庭(地域)で暮らす障害者をどう支えるか—実態を見る保健婦の視点と障害観の確立を考える
岡村 昌子
1
,
鈴木 ふみえ
2
,
三輪 眞知子
3
,
植田 晴美
4
,
小出 美由季
5
,
深江 久代
6
,
杉山 安紀子
7
,
松下 拡
8
1静岡市東部保健センター
2静岡県浜名保健所
3静岡県保健衛生部健康対策課
4静岡県榛原町役場
5静岡県島田市役所
6静岡県厚生保育専門学校
7静岡県松崎町役場
8都留文科大学
pp.722-731
発行日 1993年9月10日
Published Date 1993/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900750
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研究の趣旨とねらい
保健婦は,障害者と出会う機会が多いが,その中で障害者をどう支えたらよいのか。何をしたらよいのか。何ができるのか。ということについて極めてあいまいである。確信がないのである。保健婦には自ずから限界がある。しかし,果たすべき役割もあるはずだ!具体的にどのように考えたらよいのだろうか。在宅療養の人々が増えてくる状況の中で,そのような不安を解消することが保健婦の共通した課題でもある。
そこで有志の集まる保健婦の定例研究会で,具体的な事例を通して,障害者とそれを支える家族を支援しようとする保健婦は,その関わりについてどのような基本的な考え方をもったらよいのかを,見出そうというところにねらいをおいて取り組んだ。
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