研究
病院と地域との連携を可能にする住宅改造支援の検討—PT・OTへのアンケート調査から
三輪 眞知子
1
,
深江 久代
1
,
岡村 昌子
2
,
築地 多津子
2
,
杉山 郁子
3
,
熊谷 範夫
4
1静岡県立大学短期大学部
2静岡市保健福祉部高齢者福祉課
3静岡県東部看護専門学校
4静岡リハビリテーション病院
pp.632-636
発行日 2001年8月10日
Published Date 2001/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662902473
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要旨
総合病院などの理学療法士(PT)・作業療法±(OT)に対し,在宅療養が可能となる住宅改造への取組みなどのアンケート調査を実施した結果,病院側の実態と地域の連携における課題が明らかになった。
病院側の実態として,①住宅改造支援を業務として位置づけていたところは約半数であったが,大半のPT・OTは住宅改造の指導をしていた。②住宅改造が必要な患者に対しては,「担当者のみで対応」していることが最も多かった。担当職種は「PT」が最も多く,次いで「OT」「ソーシャルワーカー」「看護婦」の順であった。③病院の住宅改造後のフォロー体制は「相談がある時のみフォローする」がほとんどで,スタッフは「PT」が多かった。フォローの方法として訪問指導は少なかった。
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