特別記事
アメリカ合衆国カリフォルニア州の老人在宅ケアとコミュニティ活動[2]—ケースマネージメントの実際
井手 信子
1
,
野田 美保子
2
,
佐々木 明子
3
,
高崎 絹子
4
1千葉県浦安市健康増進課
2千葉県船橋保健所
3崎玉県立衛生短期大学
4東京医科歯科大学
pp.715-721
発行日 1993年9月10日
Published Date 1993/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900749
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- サイト内被引用
はじめに
これまでわが国では,保健所,福祉事務所,市町村の保健婦やケース・ワーカー,あるいは病院,施設のワーカーや職員が,それぞれの立場の範囲内でケースマネージメントを行ってきた。しかし訪問看護サービスをはじめ,在宅ケアに含まれるサービスは地域だけでなく,病院や福祉施設などの利用,民間のサービスなど広範囲にわたるようになり,今後その範囲や業務内容はますます広がり複雑多様化することが予測される。
そうした事情を背景として,近年ケースマネージメントあるいはケア・コーディネーションに対する関心が高まり,厚生省では今年平成5年に保健婦らを対象として第1回目の研修を行うのを始めた。福祉領域でも,さまざまな形で教育や研修が行われている。
Copyright © 1993, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.