特集 保健婦の専門分化を問う
基礎教育の立場から
福本 恵
1
1京都府立保健婦専門学校
pp.12-16
発行日 1993年1月10日
Published Date 1993/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900625
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はじめに
社会動向とヘルスニーズの変化に対応した看護の専門分化のあり方について,看護婦,助産婦,保健婦職能の領域から提案・議論されている。本号での「保健婦の専門分化を問う」も,その一環であるといえる。今回,「地域看護スペシャリストの養成—地域看護学専攻カリキュラム試案(看護系大学地域看護検討グループ)」を読んで教育の立場から意見を述べよ,というのが与えられた課題である。
私は,看護職が独立した専門職業(医療従事者としてのチームワークを軽視するものではない)として,自立すべき時期にきていると感じており,そのためには自他ともに専門家として認知される教育制度が必要であり,その意味で大学・大学院教育のあり方について種々検討されることは望ましいことと考えている。
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